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経済同友会終身幹事 品川 正治さん

しんぶん赤旗より。
政治を前に インタビュー
財界も審判を受けた
経済同友会終身幹事 品川 正治さん

 総選挙で自公政権が退場し、民主党を中心とする政権が誕生しました。これは、国民がつくり出したものです。

 「政権交代」「自公政権退け」が国民的なスローガンになりました。民主党がいいだしたからスローガンになったのではありません。

勝ったのは国民

 民主党も、かつては新自由主義の「構造改革」を、自民党と競っていました。それを、いわば否定する形で、国民のスローガンに乗れるように変えていった。だから、民主党の勝利というよりも国民の勝利ですよね。

 日本の資本主義というのは変わっていましてね。かつて一度も、社会民主主義政権の経験をもっていません。これは、ヨーロッパとは違います。アメリカも社民政権の経験はありませんが、しょっちゅう政権交代があります。

 軍産複合体ということはアメリカではよく言われるけれど、日本の場合は、政官財というトライアングルができていました。経済はもちろん、外交に関しても、このトライアングルで動かしていく。

 自民党は選挙の時には、政治は市民社会のものだといい、選挙で当選した次の日から企業社会のための仕事をしている。族議員になって、政官財のトライアングルの一員としてしか動かないということになっていたんです。

 企業社会のためにしか働かない政官財の鉄のトライアングルを、国民は壊したわけです。

 大企業はアメリカをマーケット(市場)にしています。アメリカで商売するためには、アメリカ流の資本主義の方がアメリカからも信用されるし、商売しやすい。ところが、アメリカ流資本主義は、国民にとってはなんのプラスにもなりません。

 2002年から07年までの景気は「いざなぎ景気」を超える戦後最長の景気だといわれました。しかし、国民は、景気がいいなんて思ったこともない。労働者の賃金は逆に減っています。

 こうした事実から、国民は「自公政権は退場」「政権交代」をスローガンに、政官財のトライアングルを壊したのです。

内部的には動揺

 自公政権が壊れたことで一番大きな転換点を迎えたのは、財界だと思います。

 財界は「保守2党」を主導していたわけですよね。ところが、奇妙なことに、自民党一辺倒で、自民党と一体となってやってきた。政権交代で、財界は内部的には、かなり動揺しているんですよ。

 自分の会社の労組の委員長が大臣になることを予想していた社長なんて一人もいないですよ。

 政治は国民のもの、市民社会のものであって、企業社会のものではありません。このことをはっきり思い知らされたのではないですかね。

 世界的な企業の経営者だって1票しかもっていない。彼が10万票もっていたら、それこそ刑務所にはいらなければなりません。

 なのに、政治は企業社会のものだと思っていることが、大きな誤りだったんですね。

 私が、経済同友会の副代表幹事をやっている時に、ある大物財界人に言われたことがあります。「君たちは、そんな提言みたいなことばかりやっているが、我々の時は総理を呼びつけたものだ。いまの財界人は小物すぎるじゃないか」。私は、「日本の民主主義を悪くしたのはいったいだれなんですか。あんたたちではないか」と開き直ったんです。

 日本経団連は、「口も出すから、金も出す」という。企業献金を出すのに、政党に点数をつける。自民党にしかAはつけない。民主党はAはなし。自分たちが要求したことを、どれだけ実行しているかで点数をつける。社会のためにどれだけやっているかではない。こんなばかげたことはありませんよ。

 企業献金は、なにか利益を得ようと思ってやれば贈賄です。何も利益はないけれども金を出しましたといえば、背任ですよ。

貧困・格差生む経営者に資格ない
大企業のためだけ

 私は保険会社をやっていましたから、顧客には自民党以外の支持者もたくさんいますよ。共産党支持者も。会社の金を自民党だけのために使うなんてことはできっこありません。

 ヨーロッパでいうと、社長はカトリック、副社長はプロテスタントという場合、カトリック関係の政党にだけ会社の金を寄付するなんてことはできません。これが当たり前の感覚なんです。自分のお金なら別ですが。

 経団連は、大企業だけがよければいいという組織に変わってしまいましたね。トリクルダウンと称して、とにかく大企業が外需でもうければGDP(国内総生産)も増えるし、そのおこぼれが国民にくるという言い方でした。そんなのイカサマですよ。規制緩和と称して、雇用を壊し、賃金を抑えてきました。

 少なくとも結婚でき、子どもをつくれるという給料を出す。それだけの自覚を持っておれば、経営者も政策について発言できるけれどもね。結婚もできない、子どもも産めないような給料しか出さない。それを賃金だと称して労働力を買ってもうけているような経営者には、ものをいう資格はないのではないか。

経済も人間の目で

 こんどの総選挙の結果は、自公政権が審判を受けただけでなく、財界が審判を受けたんだと思わなければなりません。

 そのあらわれが、昨年暮れからの「派遣村」でした。東京のどまんなか、立法、行政、司法の三権のトップが集まっている。日比谷公園から、日本の国民に本当の意味での貧困とか格差とかいうものを、はっきり知らせました。「派遣村」は大企業といえども、国民からうらまれたら成り立たないということを教えました。

 お上がつくった状況のなかで、どう順応していくか。国民はそんなものではないですよ、私たちも状況をつくれますよ、ということをはっきりと示すことができました。これも、自民党が総選挙で完敗した要因のひとつだと思います。「派遣村」が政治を動かし、マスコミを変えたことは、国民に大きな自信を持たせました。

 民主党政権は温室効果ガスの25%削減を鳩山首相が国際公約するなど、いいスタートを切れたと思います。ただ、見極めるのはまだ難しいね。

 国民も、政治にまともに向き合わないといけません。民主党にまかせておけばいいんだということになると、こわい。それはやっちゃいけないことです。あれだけの議席があれば、自民党と組めばなんでもできてしまう。

 民主党のマニフェストについても、すべてやってくれと国民は承認したわけではありません。

 憲法問題にはやはり不安があります。鳩山さんも改憲派であることは間違いない。国民は民主党に308議席を与えたわけだからね。民主党を十分に監視する責任があります。

 憲法9条は、人間の目でみて戦争は絶対に許されないというものです。戦争は罪のない母親が死ぬ。赤ん坊が死ぬ。逃げる力のない人がみんな死んでいく。戦争はしない、できないという日本の憲法は60年間守ってきたから、人間の目でみる憲法になったと思っています。

 そういう憲法を持っている国だから、経済も人間の目でみなさい。私の結論は、それに尽きるんです。これ以上弱い人にしわ寄せしない形で不況をどう乗り切るか。弱い人には一番苦しい消費税の増税などはやらない。そうならないと私はおかしいと思います。

建設的野党の役割

 共産党は「建設的野党」といっておられます。民主党政権を見極めながら、国民の立場からぜひ対応していただきたいと思います。

 自民党や公明党をあそこまで追い込んだのは、民主党の力ではなく、国民の力です。九条の会、革新懇や貧困と格差をなくすたたかいなどの力は大きいと思います。その点で、共産党の果たした役割は大きいと思います。

 共産党は自信をもったらいい。政策が悪いわけでもない。政官財のトライアングルのなかで、常に日本共産党をなんとか締め出そうという力が働いてきました。自民・公明の議席を減らした分が、共産党にはいかずに民主党にいったのも、「反共」でしょう。ここを、どう乗り越えていくかでしょうね。自民党の支持基盤は崩れています。とくに若い力をどう結集していくかでしょうね。

 アメリカも日本もチェンジのスタートを切りました。しかし、日本のチェンジの中身をどうしていくか。そこに「建設的野党」としての共産党の存在意義があると思います。

聞き手 渡辺 健
写 真 佐藤光信
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-10-28/2009102801_05_0.html

品川 正治
しながわ・まさじ1924年、神戸市生まれ。現在、経済同友会終身幹事、財団法人国際開発センター会長、全国革新懇代表世話人。東京大学法学部卒。日本興亜損保(旧日本火災)社長・会長、経済同友会副代表幹事・専務理事を歴任。著書に『これからの日本の座標軸』『9条がつくる脱アメリカ型国家』『戦争のほんとうの恐さを知る財界人の直言』など。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-10-28/2009102801_05_0.htmlより。

以上。
以前、日弁連の会館で行われた、品川正治さんの講演会を聞きに行きました。
大変感動した。人を物扱いする財界に対し、きわめて厳しく批判されていたことが印象深く記憶に残っている。このような人が財界にいることに、すこしホッとする。品川さんのような立派な方が一人でも多く、財界にいてほしいですね。

「お上がつくった状況のなかで、どう順応していくか。国民はそんなものではないですよ、私たちも状況をつくれますよ、ということをはっきりと示すことができました。これも、自民党が総選挙で完敗した要因のひとつだと思います。「派遣村」が政治を動かし、マスコミを変えたことは、国民に大きな自信を持たせました。」

私も本当にそう思います。「派遣村」が政治を動かしたのだと思います。あのような貧困を生み出す、また、寒空のなかに、平気で寮を追い出す冷酷な経済界に、国民はNOを突きつけたのではないでしょうか。そして、何とかしなければならないと思う名もなき市民たちが、結集し、市民の力を見せ付けたのではないでしょうか。
政権交代を実現した、われわれ市民は、そのような市民の力によって、この社会を変えていかなければならないのだろう。市民社会の実現へと向かっていかなければならないだろう。
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「反貧困」の湯浅氏、内閣府参与に

朝日の記事より。
「反貧困」の湯浅氏、内閣府参与に
2009年10月28日4時46分
 菅直人副総理兼国家戦略相は27日、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏(40)と、帝京平成大専任講師の宮崎徹氏(62)を内閣府参与に任命したと発表した。ともに非常勤で、湯浅氏は年末に向けた緊急雇用対策に携わり、宮崎氏はマクロ経済政策で助言する。

 湯浅氏は当初、国家戦略室の政策参与での起用が固まっていたが、菅氏は「雇用、貧困という問題の限定的なお手伝いなので、内閣府が適当だろうとお願いした」と説明。宮崎氏は複数のシンクタンクで研究員を務めた経歴があり、大学と兼務で週3日程度勤務するという。
http://www.asahi.com/politics/update/1028/TKY200910280004.html

政府は、湯浅誠さんの言う事をちゃんと聞いてくださいね。また派遣村をつくらなければいけない事態とならないように、政府はがんばってくださいね。
湯浅誠さん、応援しています。がんばってください。

反貧困世直し大集会2009に参加しました

昨日は、湯浅誠さんが事務局長を勤める反貧困ネットワーク主催の反貧困世直し大集会2009に一市民として参加しました。
700人集まったようです。
シングルマザー、障害者、難病患者、派遣労働者、高齢者などの当事者からの、あまりにも酷い状況の報告がありました。心が痛みます。辛いです。何度聞いても。
スペシャルゲストに加藤登紀子さんが登場され、歌声を披露されました。心が癒されました。
集会の最後に、反貧困のシンボルマークであるオバケ「ヒンキー」を人文字で表現して、反貧困をアピールしました。皆の反貧困の思いが世界に届き、広がっていく願いを込めて。

メディアの取材もありました。
反貧困ネット:貧困オバケを人文字で表現 対策を訴える(毎日)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091018k0000m040041000c.html
700人が「反貧困 世直し大集会」鳩山政権に対策訴え(朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/1017/TKY200910170401.html
都内で「反貧困ネット」が集会 人間らしく暮らせる社会を(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009101701000433.html

集会には、厚生労働省の山井和則政務官(民主党)が参加され、挨拶されました。忙しい中、集会の最初から最後までいて、熱心に参加者たちとお話をされていました。その熱心さ、誠実さに驚きました。新政権に期待したいです。

湯浅誠さんは、政府の要請を受けて、新政権の国家戦略室に参与として参加するようです。湯浅さんは、何とかしなければならないと思い、勇気ある決断をされたのではないかと勝手に想像します。心から応援したいです。

反貧困の象徴である貧困オバケ「ヒンキー」も大切にされて、満足すれば、成仏します。黒い色となり、怒って、祟らなくても済みます。新政権は何としても、この貧困を解決してほしい。日本のみならず、世界の貧困解決へと進んでいってもらいたい。そのためにも、われわれ市民が、まず、声を挙げていかなければならないだろう。皆さんも、いっしょに、声を挙げていきませんか。ぜひとも!

それにしても、宗教団体は何かのアクションを起こしているのだろうか。われわれには見えてこないのだが、やっているのだろうか。気になります。新旧問わず、財政的にも豊であろう大教団が何もしないとしたら、やはり、末法であるとしか思えない。

反貧困世直し大集会2009

派遣村村長・反貧困ネットワーク事務局長である湯浅誠さん。私は彼のことをきわめて尊敬している。

明日、反貧困ネットワーク主催の「10/17 反貧困世直し大集会2009―ちゃんとやるよね!?新政権(東京)」が開催される。
http://d.hatena.ne.jp/hanhinkon/20091017/1252602448



上記呼びかけ文

新政権発足から1ヶ月。
日本はこれから本当によくなるのか?期待と不安が渦巻いています。
新政権からは、すでに母子加算の早期復活、障害者自立支援法・後期高齢者医療制度の廃止が打ち出されています。その流れを私たちは歓迎しつつ、その時期や内容についてはたくさんの心配もあります。
労働者派遣法の抜本改正はどうなるのか?
人々の生活は本当に立て直されるのか?
新政権はちゃんとやってくれるのか?
それは、私たちの行動にかかっているのだと思います。
去年に引き続き、国際反貧困デーに合わせて「反貧困世直し大集会」を行います。
ご参集ください。

私も貧困撲滅のために、一市民として集会に参加したいと思う。

反貧困


反貧困ネットワークより。反貧困ネットワークのロゴです。

反貧困ネットワークとは今年の年越し派遣村の村長・湯浅誠さんが事務局長を務める団体です。それは「貧困問題に取組む多様な市民団体・労働組合・法律家・学者諸個人が集まり、人間らしい生活と労働の保障を実現し、貧困問題を社会的・政治的に解決することを目的」とするとあります。

このロゴのオバケはヒンキーというそうです。なんか、かわいいですね。でも、黒いのね。貧困で、黒くて、オバケになっているんだろうね。きっと、貧困が解決すれば、黒から変化して、オバケの姿も変わるのかも。

牛頭天王は怖いよね。姿が。以下。



怖いね~。すご~く。ヒンキーくんと大違い。でも、根っこは同じ。不正に怒っているのだー。

今回の派遣切りで、宗教団体は何か救済の手を差し伸べたのだろうか。いくつかの例はあったようだけれども、ふつう、多くの団体が競って、乗り出してくるはずと思うのですが、なぜなのでしょうね。まったく不思議です。
きっと、ヒンキーは、なんでだー、って思ったに違いない。牛頭天王は相当怒っているものと思う。こわいよー。牛頭天王。祟り神をバカにしている。怒り爆発するだろうね。
しっかりとお祭すべきだろうね。牛頭天王だけでなく、ヒンキーに対しても。
プロフィール

パン

Author:パン
玉城康四郎を尊敬する無宗派大乗仏教徒。一仏乗依拠。
終地の禅定を重視するが、多神教的であるアニマ・魂を尊重したい。また、自我の現実世界での役割も重視したい。
リベラル。無党派大衆運動を支持します。
会社員。

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