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大乗の成仏

「現実の生活の中で仏典に述べられているような如来になることはまず不可能だと思われます。仏典は如来の偉大性を讃える物語でもあるわけですから。」とコメントされた方がいるので、私の考えをかなり勘違いをされています。私の考えと微妙な違いだとされてしまうと大変困ります。全く違っていることを断言するために以下、書きます。

仏教に詳しい、頭で理解する人に、このような考えを持つ人が大半であることは、私は日常でよく遭遇する出来事であるので、特別なことではありませんが。またか、と思わざるを得ません。

以前のエントリーで何度も書いているように、大乗経典のブッダと原始仏典のブッダは違います。原始仏典のブッダは終地を実現したにすぎない。大乗経典のブッダは、終地以上の道程を説く。第十地を実現しても、報身仏の境地とは比較にならないほどの違いがある。無限ともいえるような途方もない時間をかけて、修行して、功徳を積んで、それが完成して、ついに仏になる。これが大乗のいう成仏。

これをほとんどの仏教を説く人たちは理解せず、原始仏典のブッダと大乗仏典のブッダを同じとしてしまうから、全く的外れなことを平気で言います。どうして、そう考えてしまうのか私には理解不能です。

即身成仏の意味は、現実のこの身のままで、ダンマを直接体験をすることであり、ブッダになるとかならないとかは的外れなことです。大事なのは、ダンマの直接体験し、学ぶことであるはずです。玉城康四郎はそういったはずです。

まさかと驚いてしまいましたが、現世において、大乗経典のブッダに成れるとは、私は全く言っていません。そのことは、わざわざ書くまでもないことで、当たり前のことです。われわれ大乗仏教徒は、その現実離れした神格的な、宇宙仏に帰依し、いつは、自分もそのようになりたいと思いことが発心なのであって、もし、大乗経典の仏を物語の表現で、原始仏典のブッダが現実だなどと理解するのであれば、その人は発心はしていないと思わざるを得ません。このことは繰り返し説明してきましたはずです。

私は仏乗を説くからには、以上のことをはっきりと言っておきたいと思います。

大乗経典のブッダも法身によって、法身そのものとなることによって成仏します。これを終地の「法身そのものとなること」と同じと理解してはいけません。絶対にダメです。それを先のような理解をすると、すべて間違ってしまいます。
そうなると、大乗経典を読んでいながら、実際は、原始仏典に基づくこととあまり変わらないことになってしまいます。

そのような理解する人より、仏教の教えを知らず、物語のような宇宙仏に対し、純粋に帰依する、ごく普通の信者さんのほうが、はるかに如来の御心に適っていると私は思います。

先のコメントに【仏道の基本である三学「戒ー定ー慧」の最初の戒も守れていないのに、終地も自我肥大もないように思われます。】とありました。

これも驚きです。戒について、ですが。
失礼ながら、玉城康四郎の本を本当に読んでいるのでしょうか、と思ってしまいます。もし、読んでいたら、決して、戒について、こんなことはいわないと思います。戒について、玉城康四郎は、そんな言い方はしていません。玉城先生とは別のご自身の意見であるなら、わかりますが…。

終地は誰でも実現できるというのですから、終地の危険について説明するのは当然、大事であると思い、このブログで繰り返し強調して説明してきました。それを理解することは終地を目指すための準備になると思います。

終地は仏道の基本です。その基本を学ばないでいいはずがありません。
終地は基本であり、その実現は、何か特別なことでもなく、ごく普通の人が如来と二人連れとなって仏道を歩んでいくことです。
終地の実験した者の実態はごく普通の人間にすぎないわけですから、その人のままに、仏道を学んでいくのです。はるか彼方の完成へと向かって、無限の時間をかけて、修行していくのです。これが仏乗です。
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プロフィール

パン

Author:パン
玉城康四郎を尊敬する無宗派大乗仏教徒。一仏乗依拠。
終地の禅定を重視するが、多神教的であるアニマ・魂を尊重したい。また、自我の現実世界での役割も重視したい。
リベラル。無党派大衆運動を支持します。
会社員。

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