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タリバンとの和解

アフガン・遠い安定:和平の現場/上 タリバン離脱した兵士 報復恐れ心も病み
 ◇「戦争続く限り裏切り者」

 「この外国人をつまみ出せ」

 11月上旬、アフガニスタン政府と反政府勢力タリバンの「対話」窓口となっている和平合同委員会のヘラート支部。10月以降に武装解除に応じた元タリバン兵64人との協議を取材するため訪れた記者に、元兵士たちが激高して叫んだ。元兵士らは今も米国を憎悪しており、外国人記者を「米国のスパイ」とみなす一方、報道がタリバンの報復につながると恐れているためだ。

 彼らはなぜタリバンに参加し、なぜ離脱したのか。支部にいた元司令官6人が取材の意図を理解し、匿名を条件に応じた。

 32歳の男性は3年前、人口約3万人の居住地域を統括するタリバンの地区司令官となった。村の若者20人を率い、米軍や国軍の車列を攻撃した。「03年に始まった政府のDDR(武装解除・動員解除・社会復帰)に参加し、軍閥組織から足を洗った。だが、政府は約束した生活保障をほごにした」とタリバン参加のきっかけを語る。

 「ロケット砲の撃ちすぎ」で難聴となった53歳の男性は、4年前に地域司令官となり、10~30代の兵士100人を抱えた。01年のタリバン政権崩壊で避難先のイランから帰国した元難民で、「仕事がなく、故郷の若者に食いぶちを与えるためでもあった」と明かす。

 こうした困窮を逆手にタリバン指導部は、月1万~2万円の支給を約束。「敵(米兵ら)を何人殺したか」の歩合制だったケースもあるという。しかし、月給の支払いは滞ったり、最初から支払われなかったりで不満が高まっていった。

 一方、30歳の男性は、2年前に隣の村が空爆され多数の住民が巻き込まれた事件で米軍を憎み、タリバンに自主参加。今年10月、再び近くの村が空爆され、村の長老から「このままでは我々の村も爆撃される」と離脱を説得された。

 同委メンバーには地域情勢に詳しい宗教指導者が多く、タリバン指導部の「約束ほご」などの情報を入手。政府による職業訓練に加え、電気や水源などの開発を逆に約束することで、タリバンからの“引きはがし”を続けているという。

 ただ、現段階で和解に応じているのは、末端の司令官と配下の戦闘員にすぎない。離脱後にタリバンから脅迫を受けている元兵士らの生命・財産の保護も大きな課題だ。家族らと夜逃げするように転居した31歳の元司令官は、「戦争が続く限り、裏切り者としてタリバンから命を狙われる。米軍の空爆などを警戒し、24時間緊張し続けた生活の中で、元兵士たちは心も病んでいる」と語った。【ヘラートで栗田慎一】

    ◇

 タリバンとの和解は前途多難だ。「戦争より和平」を願うアフガン人の取り組みを最前線から報告する。
http://mainichi.jp/select/world/news/20091120ddm007030075000c.html
アフガン・遠い安定:和平の現場/下 アブドラ派が要所支配 「敵の敵」タリバンの影

 「来るべき政府との戦いに備え、新たな武器を購入した」

 アフガニスタン北部バグラン州プルハムリ。ここに支部を置く政治組織「イスラム協会」のサロジディン幹部(36)が言い放った。

 イスラム協会は、アフガンに侵攻した旧ソ連軍と戦ったムジャヒディン(イスラム戦士)の集まりで、93年に内戦が本格化した時に大統領だったラバニ氏が総裁を務める。旧北部同盟のタジク人司令官、マスード将軍(01年9月暗殺)も所属し、先の大統領選ではマスード氏の側近だったアブドラ元外相の最大の集票基盤だった。決選投票をボイコットし、2期目のカルザイ政権を「非合法」として対決姿勢を強めるアブドラ氏。その支持勢力の動きは、新たな不安要素をもたらしている。

 プルハムリは、中央アジアからの北大西洋条約機構(NATO)軍の輸送路が合流。さらに首都カブールと周辺地域の電力の8割を支えるタジキスタンからの送電線が経由する戦略的な要所だ。バグラン州では反政府勢力タリバンがNATO軍やインフラ設備を狙って攻撃を活発化させており、カルザイ政権はこの地域でタリバン側との「対話」を急いできた。

 一方、サロジディン氏は武器購入について「DDR(武装解除・動員解除・社会復帰)と引き換えに政府から渡された現金などが資金源になった」としたうえで、「調達先はタリバンと(反米闘争でタリバンと連携している軍閥)ヘクマティアル派だ」と明言。「敵の敵とは利害が一致する場合もある」と語った。

 イスラム協会としては、米国がアフガンからの「出口戦略」を模索し始めた今、内戦の再来をにおわすことでカルザイ政権を揺さぶる狙いがある。サロジディン氏は「我々はDDRに応じたのに、政府と国際社会は最多民族のパシュトゥン人地域に開発の重点を置きすぎた」と不満の原因を吐露した。

 戦争の長期化と大統領選の確執が呼び水となった新たな混乱。和平合同委員会のユーサフィ事務局長は「和平実現には地域開発も含めた総合的な事業が必要だ。国際社会はこれまでの戦費と命の損失を振り返り、戦闘より和平に金を使う効果を考えてほしい」と訴えた。【プルハムリで栗田慎一】
http://mainichi.jp/select/world/news/20091122ddm007030116000c.html
タリバン指導者、カラチに潜伏?=パキスタン情報機関が支援-米紙

 米紙ワシントン・タイムズ(電子版)は21日までに、アフガニスタンの反政府勢力タリバンの最高指導者オマル師がパキスタンの情報機関「三軍統合情報局(ISI)」の支援の下、同国最大都市カラチに移動し、潜伏していると報じた。米情報当局者らの話として伝えた。
 オマル師は2001年のタリバン政権崩壊後、アフガン南部カンダハルから対アフガン国境に近いパキスタンのクエッタに拠点を移動し、潜伏していた。しかし、先月にカラチに移り、新たな指導評議会も発足させたという。
 パキスタンの対アフガン国境の部族地域では米軍が空爆作戦を強化しており、当局者によると、過去にもタリバンを支援してきたISIがオマル師の身の安全を考え、カラチに避難させた。オバマ政権がアフガンへの増派を検討している中、これまでも指摘されてきたISIへの疑惑がさらに強まりそうだ。(2009/11/21-19:02)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009112100285
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パン

Author:パン
玉城康四郎を尊敬する無宗派大乗仏教徒。一仏乗依拠。
終地の禅定を重視するが、多神教的であるアニマ・魂を尊重したい。また、自我の現実世界での役割も重視したい。
リベラル。無党派大衆運動を支持します。
会社員。

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