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異人とアニムス

異人とアニムス

 聖娼のイニシエーションにおいて、異邦人の存在は不可欠であった。この異邦人はコルベット著『聖娼』によると、古代において、神の使者、あるいは変装した神そのものとみられていた(p.96)といいます。
「異邦人は、招かれず、期待もされない、そして異質的なものをもっている人間の典型である。彼は異界からやってきて変化をもたらす。ヌミノース的な雰囲気が彼を包んでいるのだ。聖娼によって執り行なわれるイニシエーションとの関連でいうと、これこそが異邦人の本質である。彼は、女性の乙女の無垢な状態から、豊な女性の本質に目覚めていく過程を促進する。心理学的には、それは女性のなかに男性原理が突入してくる段階である。」(p.97)
「女性の心理において、男性の異邦人というのはユングがアニムスと呼んだ側面を表している。」
「これが最もうまく機能する場合は、女性の自我と彼女が持つ創造的な源泉とのあいだで橋渡しの役割を果たす。しかし、失敗すると、関係を破壊してしまうような意見とか主張となって現れてしまう。」(p.98)

 このイニシエーションは女性性の機能によって成り立っているのではなく、必ず、男性性が必要としていることになるでしょう。
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パン

Author:パン
玉城康四郎を尊敬する無宗派大乗仏教徒。一仏乗依拠。
終地の禅定を重視するが、多神教的であるアニマ・魂を尊重したい。また、自我の現実世界での役割も重視したい。
リベラル。無党派大衆運動を支持します。
会社員。

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